2012年5月10日木曜日

WCAN2012 Spring


参加した直後に途中まで書いて、怒涛の業務の波に飲み込まれて放置してた記事をエントリーします。
意外とちゃんとしたこと書いてましたw

以下当時の下書きをそのままに。
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先日、WCAN2012 Springに参加してきました。



セッション#1
イーブックデザイナーの仕事 HTML5 ブックデザインの可能性|境祐司さん

ひとつめのセッションでは境祐司さんが電子書籍の最新事情をご紹介して下さいました。

参考になったことが幾つかありましたが、そのなかでもWEBは広告ビジネスモデル、電子書籍はパッケージ販売モデルであるということを仰っていて、今後の自分の考えるビジネスモデルについて改めて考えさせられました。

いま、自分の所属している会社は、「紙やOOHを中心とした広告制作プロダクション」という表現が一番しっくりくると思いますが、基本的には受託ビジネスですので、常に価格と品質の両立を求められます。特にここ数年は景気低迷やお客様の業界の状況を受けて価格面での貢献を強く求められ、競合との値下げ合戦の様相を呈しています。
いまのところ、協力会社さんのおかげもあって何とか戦えていますが、どうしても薄利多売からくる社員へかかる負担増→クオリティの低下→さらに価格面で勝負という負のスパイラルに陥っています。

そこで、やはり目指すべき形のひとつは受託とパッケージ販売の両立。なんだかんだ言っても主力は現状の商売であり、そこで24名の社員を雇用できているわけですので、あまりドラスティックに舵を切りすぎない程度に、新事業部の立ち上げも含めて今後1年ほどで形にしていきたいと思います。

その他にはイーブックデザイナーは既にHTML5とCSS3を駆使してデザインを作り出しているというところ。
WEBに関わる人は「ブラウザ対応があるから」という理由もあって、日常業務でHTML5とCSS3のみでサイトを構築することってそれほど多くないのではないでしょうか。
しかしイーブックデザインの世界ではブラウザ問題にとらわれること無く新技術をどんどん投入してノウハウを蓄積している。これは後輩のエンジニアとも話していたのですが、アプリ製作者もおそらくWEB製作者より技術に対する考え方(というと語弊があるかもしれませんが)が進んでいる部分が多いように思います。受託モデル故の顧客対応に費やしている時間に、彼らは技術と商品(アプリ等)の企画を突き詰めているような気がしました。

イーブックデザインの世界はまだまだ規模は小さいということなので、いますぐにビジネスとして成立するかは疑問ですが、WEBブックやPDF配信していたカタログ等は今後イーブックに置き換わっていく可能性はあると考えています。

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