2011年10月4日火曜日

【坂本流】IAワークショップ(名古屋)

IAシンキングの著者、坂本さんのワークショップに参加してきました。色々教えていただいたので出しておこうと思いますが、ワークショップがネタバレ禁止ですので感想にとどめておきます。

IAとは探しやすくすること
事前に情報デザインについての本も読めていたので、情報デザインとIAの違いについては朧気ながら理解できていました。この情報が溢れている時代だからこそ、IAが必要だということ。さらに情報を構築する上でのコンテキストの重要さを再認識させられました。ユーザーやコンテンツはもちろんですが、自分にはコンテキストの考え方が一番欠落しているのでもっと意識して取り組んでいきたいと思いました。

IAの活かし方
懇親会でもお話をさせていただいて更に理解を深められたと思いますが、特に印象的だったのは、「IAはベースになる部分であり、それ自体では受注できない」ということでした。言われてみれば全くその通り。実際の業務でIAを意識したサイトの提案をしたのですが、先方からは「面白くないね」の一言。しかし今考えればそれもそのはずで、IAは当然のように意識してしかるべきスキルであり独自性は出しにくいものだということです。

IAを意識していると画面構成がどんどん王道になっていくもので、それはベースとして当然クリアしておいて、そこからどうするかで仕事を取りに行かなければいけないということをアドバイスして頂きました。

その他にもいろいろと
それと、直接IAとは関係ないのですが最近特に強く感じていたことであり、みなさんと色々お話していて想いを強くしたことがありました。
それは「運用前提での受注」を目指さなければならないということ。確かに我々のような小さな組織では難しいことなのかも知れませんし、運用には解析とIAの両方が必要(その他諸々あると思いますが、とりあえず。)となります。しかし「運用前提での受注」なくしては良いものを作ることも、組織を維持するのも難しいとのかなと思います。実現するために組織としてどうすれば良いのかを考えさせられました。

スマホについて
坂本さんにはスマホについても色々とお話をして頂きました。モバイルファーストについてなど、実際の業務に活かせるお話をたくさん聞けたので今後の業務に取り入れていきたいと思おいます。