2013年3月6日水曜日

はたらく理由


先日、ある方々と飲みに行ってきた。きっかけは、その中のひとりがFacebookにポストしたことに、僕がコメントしたことから話が広がったもの。

メンバーは、それはもう僕なんかがこの中に入っていいんですか?ってくらいお仕事の出来る方たち。でもせっかく誘って頂けたのだから、遠慮なく話をして来ようと思った次第。

なんのために働くのか。

食事をしながらみんなでワイワイと話していたのだが、やはり仕事が楽しくて仕方ないメンバーが集まっているので、自然と仕事の話になる。それなりにキャリアのある人たちなだけあり、組織のマネジメントや仕事(というかビジネス?)への向き合い方など、ざっくばらんに話せて非常に有意義な時間を過ごしていたのだけれど、その中で「佐藤さんはなんではたらいているの?」という問いかけをされた。

もちろん、このテーマは常に頭の片隅にあるし、僕だっていい大人だからとっさに答える「答え」も持っている。それは、

「常に何かに向かっていないと、僕という人間は、腐ってしまうから。」というもの。

要は、僕には働くのに大した理由なんてないのだ。

この「答え」ですら無いかもしれない「答え」は、僕なりに長く考えてきて至ったものだから、決して嘘や偽りはもちろん、適当に言ってる感じも無いと思っているのだけれど、本音で言えば、対外的にもう少しかっこいい「答え」が欲しかったりするときもある。だいたい、この「答え」は今の時点でのもので、明後日には変わっていることだってあり得る。

「答え」なんてそんな簡単に出ないよね

僕も人なりに挫折して、悩んで、落ち込んで、ちょっと引きこもって、そこから何とかいまに至っている。その引きこもってた時期に、「答えなんかでない」という「答え」を見つけた、ということで自分を納得させることに成功した。もっともその時悩んでたことは「なんで生きてるんだろう」とかいう、よくありがちなものだったのだけれど。

辛い思いからは逃げるべき

食事会のメンバーの一人がすでにブログにも書かれていたのだが、やっぱり僕らは僕らの為に働くべきだと思う。働く理由はたくさんあると思う。しかし、結局は自分のため。だから、つらい思いなんかしちゃいけないとも思ってる。

これは一面を捉えると「もっとゆるく生きようよ」とかいう感じで捉えられがちだけど、そうじゃなく。

辛いと思ってることに向き合ったって、どこかにそれを楽しんでる人間がいたら、その人より成果を出すのは非常に難しい。成果が出ることはひとつの成功体験につながって、もっと楽しくなる可能性が膨らむ。だから、嫌なことや辛いことなんかやらずに、楽しいことをやればいいと思う。その楽しいことを達成するために、毎日のちょっとした努力や、積み重ねが必要になるってのが「頑張ってる」状態なんじゃないかと思う。

はたらく理由なんてなんだっていいよね

人がはたらく理由は、正直“後付け”でいいし、自分本位でいい。自分にとっての幸せが何か、を考えることの方がすごく大切なのではないか。それを実現するための「一つの手段」なのだと思う。

何かを達成したいとか、お客様にありがとうと言われたいとか、それだって結局は全部自分のためにやることであって、仕事に関して言えば、そこに利害の一致があるから僕とお客様がお付き合いさせていただいているのだし。

突き詰めて言えば、いま僕が考えているのは家族の幸せだけ。家族が幸せでいるのにはお金がいるし、僕の精神状態も良好でなきゃいけない。だから、働く場所や条件、お付き合いするお客さんや仕事の内容なんかも大切な要素になってくる。まあ、家族が幸せ=僕が幸せなんだけど。

やっぱ真剣な人たちと話すと最高に面白い

今回の食事会のような、ちょっと考えこんじゃうようなコミュニケーションが、自分の考えを深化させてくれる。あとお酒飲んでるから、言いたいこと言っちゃうしね。

いい機会を頂いて、とても感謝しています。

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